父の日の定番プレゼントとは
父の日は本人の誕生日や退職などの記念日に比べて比較的カジュアルな贈り物が好まれる傾向にあります。
父の日のアンケート調査では、実父よりもむしろ義理の父親に毎年プレゼントをしているという人が多いという結果もあるように、この時期最も多くのプレゼントをするのは結婚をしたあとの女性であることがわかります。
義理の父親というと夫の実父ということになりますが、誕生日を細かくチェックするというのも間柄的に少し近すぎる気がしますから、年に一回一律に定められる父の日というのは軽い贈り物をするのにちょうど良い日というふうに思えるのでしょう。
そうした意識を反映するように、父の日で毎年多く購入されるのはお酒やグルメ製品のような消費できる品物です。
中でも6月という初夏の時期に欲しくなる、涼しさを演出できるアイテムなどを添えるケースが多いのが特徴です。
お酒を贈るにしてもただそのものを贈るのではなく、冷酒をおいしく飲めるためのガラス容器を一緒に贈ったり、果物やおつまみなど軽い食べ物をつけたりというのも定番セットとなっています。
夏向き衣料品など実用を重視して
一番人気となっているお酒や食べ物に次いで選ばれているのが、すぐに使える実用的な製品です。
ただし数万円もするような高価な品物よりも、普段使いができるような手軽なアイテムの方が父の日グッズとして多く出ているようです。
お財布やネクタイ、ネクタイピンやカフスといったビジネスで使える製品がやはり人気のようで、夏に向けて衣替えをするときに便利なデザインのものが選ばれます。
衣料品も季節柄好まれるようで夏の通勤に便利なクールビズのためのシャツや、プライベートで使える甚兵衛といったものも喜ばれるプレゼントとして挙げられています。
ハンカチやタオルといった汗拭きのための道具や、おしゃれに使える扇子といったものも店頭で多くみかけられ、これから訪れる暑い夏を健康に気をつけて乗り切ってほしいというメッセージをつけるのもよい方法です。
面倒をかけずに楽しめるものがおすすめ
衣料品にしても食べ物にしても、全般的に人気が高いのはやはり「手間を掛けずに楽しめるもの」のようです。
ギフト券など自分で選べるものをプレゼントするという方法もあるのですが、女性向けの母の日と違って父の日では自分のために服飾品などを選びに百貨店に行くというのはあまり好まれない傾向にあります。
ですので同じ金額をかけてのプレゼントなら、あらかじめこちらの方で品物を選びもらってすぐに楽しめるようなものにするのが父の日らしい贈り物になります。
義理の父親にあげるというプレゼントなら、孫からのメッセージを手紙として付けるというのも喜ばれる方法でしょう。