父の日の歴史

父

父の日の発祥と定着まで

父の日の発祥は母の日と同じく米国です。

米国内で父の日として初めて制定されたのは1909年6月19日のことで、以後6月の第三日曜日を毎年の父の日とすることが決められています。

もともとはワシントン州で始まった祝日でしたが、徐々に米国全体に広がっていき、1916年からは米国全土で同じように行事を祝うことになっています。

日本に導入されるようになったのは1950年頃と戦後になってからですが、実際に国民行事として行われるようになったのは1980年代になってからとなっています。

ですので、年配世代の方にとっては父の日はいつの間にか世の中に浸透していたという印象になるかもしれません。

父の日の元祖である米国では、母の日のカーネションに代わって父の日では赤いバラ(父親が亡くなっている場合は白いバラ)を贈るというふに決まっていますが、日本ではバラの色は赤色ではなく黄色にしようということで「ファザーズ・デイ委員会」という団体が決めています。

同団体は現在毎年の父の日に合わせてその年に話題になった有名人の父親に対し「イエローリボン賞」を贈るということも続けています。

世界の父の日はバラバラです

日本と米国でこそ6月が父の日のある月として定められていますが、世界的に見るとかなり日付はバラバラとなっています。

日本と同じように6月の第3日曜日が父の日としている国としては、米国のほか中国やインド、英国、カナダ、フランス、トルコなどといった国々がありますが、一方で台湾では8月8日となっており、ドイツでは5月の昇天日、オーストラリアやニュージーランドでは9月の第1日曜日といったふうに独自に制定をしていることがわかります。

日本における父の日は一応は米国のドット婦人による提唱から始まったものとしてはいるものの、やはり商業的な戦略という側面があることは確実なようです。

6月のジューン・ブライドや2月のバレンタインデーのように、デパートなどがその時期にイベントを設定することで一つの商業イベントにしたというふうに言われてはいますが、それでも年に一回父親に対して感謝の気持ちを示す日ということで素直にプレゼントを贈るのがよいかと思います。

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