母親に関する名言
母親という存在は、男性にとっても女性にとっても自分を産んでくれたということから「生命」や「創造」に関することに直結しています。
「失敗は成功の母」といったふうに何かを生み出す言葉に使われるのをよく見かけることができます。
また母親は子供をさずかるまでは女性ということもあり「女は弱しされど母は強し」とったふうに子供を育てる立場になった女性について気持ちの変化を表す言葉になることもあります。
男性の方には申し訳ないですが、やはり子供にとっては母親という存在は大変に大きなものとなっており幼少期に母からどういった扱いを受けてきたかということはその後の人生にも大きな関わりを持ってきます。
その反面で母親に関することわざや慣用句は非常に数が少なく、上記のような有名なものをのぞけばほとんどの人が知らない言葉ばかりとなっているのも現状です。
海外では多く見られる母への詩
日本国内ではあまり見かけることができない母親へのことわざや慣用句ですが、海外の文学作品をみてみるとかなりたくさんの母への言葉がつづられていることがわかります。
日本ではそれほど有名ではありませんが「過去を懐かしまない人は、過去に母を持たなかった人である(グレゴリー・ナン)」など母親についてかなり示唆的な内容を示すものが多く見かけられます。
また子供から親を見る言葉とは逆に親から子供を見る言葉として「親にとっては数多い児を得るよりも、一児を失う悲しみの方が多い」といったような言葉もあります。
こちらも英国のことわざですが、母親という日本国内においてはずっと低い地位に置かれてきた女性の心を代弁するものとして知られています。
子育と母親の関係について
私達にとって母親の存在は人生に大きな影響を持つものですが、日本においては伝統的に母親という存在が環境の大きな要素とされてきた部分があります。
「孟母三遷の教え」は母親からの教育がいかに大切であるかを伝えるものですし、「この母にしてこの子あり」といったことも子供がどういった行動をとるかは母親の行いが大きな関係を持つということをしめすものです。
現代においてはそうした母親だけが子育の責任を負うものという風潮はやや薄れてきているものの、私達の心の中には母親という存在が現在の倫理観や道徳観などに大きな関わりをもっているというのは確かなようです。
それだけに今現在自分がきちんと正しい倫理観を持って行動することができているというのは母親からの教育の影響が大きいものと、あらためて感謝をしておくべきと言えます。