社会人の6割が初任給でプレゼントをしている
学校を卒業して社会人になって最初の一ヶ月が過ぎると、初めて手にすることになるのが初任給です。
初任給をもらったということはアルバイトなどとは違って社会人として初めて自分の力でお金を稼いだということになるので、その瞬間に初めて「社会人になったんだ」と実感したという意見が多く聞かれます。
初任給をもらえるくらいの社会人になれたというのはやはりそこまで育ててくれた両親の力があってこそなので、その最初の給料は両親のために使いたいと思うのは当然の気持ちです。
実際社会人になってもらった初任給で両親にプレゼントをしたという人は全体の約6割にもおよんでおり、社会人になって初めての親孝行ということでは初任給は絶好のタイミングです。
決してたくさんもらえるわけではない初任給ですが、それでも贈れる限りの金額で両親に気持ちを示せるものを贈ってみてください。
最初の一ヶ月分の貯金をゼロとすればかなり良い物を購入することができます。
家電製品などが人気
初任給で購入するプレゼントとしては、全体的に実用的な品物が好まれる傾向にあるようです。
テレビやコーヒーメーカー、マッサージ器といった数万円程度で購入できる便利な製品を贈れば、実家ですぐに便利に使うことができます。
家電製品の他にも実用性を意識した品物が人気が高くなっており、タオルセットやパジャマなどの部屋着類、サンダルなどの日用品を贈ってすぐに使ってもらうという方法が目立っています。
または両親が身に付けることができるようにとネクタイやスカーフ、ハンカチを贈るというようなケースもあり、これまで育ててくれたということをすぐに使えるものでお返ししたいという気持ちが込められているのがわかります。
飲食も両親へのプレゼントとして定番ですが、居酒屋などお酒が飲める場所に招待したり、会社の人から教えてもらった美味しいお店に案内したりということで大人になった自分を見てもらうというふうにしている人が見られます。
社会人として独立をした人などは久しぶりの家族の食卓になりますから、そこで社会人になってからのことを話しているうちに泣きだしてしまったというようなお話もわりとよく聞きます。
普段は口下手な人もたまにはそうした自分の素直な気持ちを言葉にして示すというのもいいかもしれません。
お金をかけなくても十分なプレゼントになることも
職種によっては初任給はかなり安く設定されていることもよくあります。
就職を期にひとり暮らしを始めたという人にとっては、貯蓄ゼロからのスタートなので初任給のほとんどが家賃や生活費でとられてしまい、プレゼントをしようにも数千円くらいしか残らないなんていうことも実際にはありえます。
そうしたときには無理に捻出をしようとするのではなく、もっと別の形で示すこともできます。
感謝の気持ちを手紙にして贈るのもいいですし、あるいは「家事代行」のように行動で感謝を示すというようなこともできます。
どうしても出せないというときには「初任給が安すぎて今はプレゼントできないからボーナスまで待ってね」といったふうに言うだけでなく、そんな行動を添えるのがまごころあるプレゼントと言えます。