お祝いされるだけでなく感謝を示す

成人式といえば、20歳という年齢を迎えたことを子供の方が自覚をするための一つの通過儀礼となる式です。

もともとは武家の風習であった「元服」のように、これからは子供扱いされずに大人としての責任や振る舞いが求められることになるという意味でのものでしたが、現代ではまだ在学中の人も多いことから派手なお祝いという意味が強くなっています。

ですが子供が20歳になるということは、同時に両親が親になって20周年目になるということでもあります。

二番目、三番目の子供であっても自分を育てて20周年になったという両親に対し、何らかの形で感謝を示すべきと言えます。

親孝行をするタイミングはいろいろありますが、育てた子供が大人になってくれるということこそが一番の親孝行ということなら、まずはその最初の階段を上った成人式は絶好のタイミングになります。

お祝いをされる側としてだけでなく、ちょっとしたお返しをすることでより「大人になった」という実感を持ってもらえることでしょう。

成人式でのプレゼントの注意点

20歳の時点で既に社会人になっている人もいるでしょうが、今ではまだ学生である人の方が多数なのではないかと思います。

ですので成人式のお祝いをするための衣装や宴会の手配などはほとんど親の手で行うことになっていることでしょう。

在学中からアルバイトをしていればそれなりの金額を持っているかもしれませんが、それでも成人式のお返しプレゼントとしてあまりにも高価なものを贈るのは逆に両親の方に気を使わせてしまうことになります。

感謝の気持ちを示すにしても、時に高額な品物は相手に「ありがたい」という気持ちを少なくさせてしまうこともありますので、時と場合を選んでその場に合った品物を選ぶようにしましょう。

お祝いとしては数千円～一万円くらいのもので十分ですので、両親のことをよく考えて贈ったということがわかるものにしていくことが大切です。

すぐに使える健康用品などがおすすめ

成人式に両親に贈るプレゼントとしては、まず室内などにおける小さなインテリアが人気です。

ブリザードフラワーのようにお祝いの品物ながら長く飾っておくことができるものであったり、オリジナルデザインで注文できる時計などが人気があります。

オリジナルグッズは手軽に注文ができて心がこもったものにできるので、手造り陶器やアクセサリーなどをプレゼントすると気持ちを上手く伝えることができます。

またお酒をプレゼントするというのも成人式というシチュエーションではおすすめです。

お花やオリジナルインテリアがなかなか用意しづらい男性の場合にも、よいお酒を用意して父親と初めてお酒をくみかわすというのも気の利いたプレゼントになりますね。