親の金婚式

お父さんとお母さん

結婚50週年を祝う「金婚式」

金婚式は、結婚50周年という大変大きな節目を祝うためのお祝いです。

50年というと、結婚をしてすぐに生まれた子供も50歳を迎えていることになるので、既に孫やひ孫がいるという家庭も多くなってきます。

年齢的にも若く結婚したカップルでも70歳を超えますので、とっくに定年を迎えて夫婦二人の悠々自適な生活をされているご両親も多いことでしょう。

金婚式を夫婦二人が健康なまま迎えられるカップルは決して多くないため、お祝いができるということそれ自体が大変おめでたいことであるとも言えます。

ですので金婚式は他の夫婦のお祝いよりも一層豪華にするのがしきたりとなっており、子供や孫達が費用を出し合って盛大に祝宴の席を開いたりします。

なので特段の事情がない限りは金婚式のお祝いは親類や遠方に住む兄弟たちにもできるだけ声をかけて大きなお祝いにするようにしましょう。

また、普段は両親と疎遠にしているという人も金婚式のためのお祝いに声をかけられたならよほどの事情がない限りは出席をするというのがマナーです。

きょうだいたちの中で自分が金婚式の幹事をすることになった場合には、2ヶ月位前から出欠を聞くようにしきちんと日取りを調整して宴席を準備してください。

金婚式では夫から妻へ贈り物をします

より伝統的なしきたりで金婚式を開く場合、夫から妻へ贈り物をするのが通例となります。

その場合には金婚式という名称になぞらえて、金製のアイテムやアクセサリーを贈るようにするのが一般的です。

金色の装身具やアクセサリーなど身の回りのものを贈ることが多く、夫である父親だけでなく子供たちとお金を出し合って大きな品物を妻に贈るというふうにすることもよくとられる方法になっています。

また、金婚式の宴席に出席した人に対して金杯を贈るという風習がある地域もあります。

その場合には金杯に日付などを彫って記念品にすることも多いですが、略式で行う場合にはそこまでこだわらなくてもよいかと思います。

金婚式で宴席を開くなら、結婚式と同じくらいに本格的なものにするか、はたまた家族旅行のように略式でカジュアルな雰囲気なものにするかを話し合って規模などを慎重に決めていくようにしましょう。

やり方がよくわからないという場合には大手ホテルなどで金婚式プランなどがあるのでそういったものを参考にする方法もあります。

プレゼントとしてはグルメや食器が人気

宴席とは別にプレゼントを用意する場合には、食器やグルメ系の品物が人気となっています。

食器はお祝いには欠かせない品物ですが、名入れギフトやブランド食器などは定番品として多くのメーカーで取り扱われています。

銀婚式など他の結婚記念日のお祝いと同じく、夫婦そろいになっているタイプのものは人気が高く、夫婦茶碗やお箸といたものが好まれています。

グルメも人気で、高級レストランやホテルディナーへの招待券をあげたり、全国の特産品を取り寄せて贈るといったものも金婚式にふさわしい内容となっています。

大勢の子供や孫など親類でお金を出しあうなら費用の相場からカタログギフトを贈るという方法もここ最近で急増してきており、夫婦のプレゼントを贈る側で意見をまとめることができない場合はいっそ先方で選んでもらうということもできます。

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